椿の島 五島
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五島列島は、日本有数の椿の島として有名です。ヤブ椿の自生が多く、古くから椿油が作られていました。伊豆大島にその座を譲りましたが、昭和30年ごろまでは、全国の椿油生産量の1/3を占め、日本一の生産量を誇っていました。また、ヤブ椿の突然変異種である、濃紅地に白覆輪のコントラストが美しい名花「玉之浦」が発見されたことで知られています。
玉之浦椿

五島が誇る銘花 玉の浦

濃紅地に白覆輪の中輪で、世にも珍しいヤブ椿の突然変異種。国際ツバキ名鑑の巻頭を飾る世界的な名花として広く知られている。
原木は福江島玉之浦町父岳(461m)の中腹に自生したもので、昭和22年炭焼業者のよって発見され、昭和48年(1973)長崎で開催された全国ツバキ展に出展されて、幻の椿として一躍愛好家の注目を浴びた。
しかし、これが世に広まると現地を訪れる者が相次ぎ、心ない人々によって濫獲され、原木はついに枯死するに至り、天然記念物ともいうべき貴重な遺産は失われてしまったが、その子孫は世界に広がっている。
原生地に、玉之浦町と五島の椿と自然を守る会によって植樹と記念碑が建てられている。


アメリカで生まれた二世たち タマ・アメリカーナ
玉の浦椿の第二世たち

玉の浦椿の赤地に規則的な白い覆輪のある優雅な美しさは、世界の第一級名花として知られ、国際ツバキ協会発行(1993)の名鑑筆頭に、国際的椿画家ポール・ジョーンズ氏によるカラー図版として紹介されている。
1979年に米国の種苗商社ヌチオズが輸入して交配選抜の結果、改良品種を次々と発表してきた。
2003年までに、米国で育成された玉の浦由来の新品種として、タマ・アメリカーナ、タマ・バンビーノ、タマ・ビューティ、タマ・ベル、タマ・エレクトラ、タマ・グリターズ、タマ・ピーコック、タマ・ヴィノ、メリー・クリスマスの9種が発売され、国際的に頒布されている。
1999年に五島のツバキ愛好者グループによってこれらの玉の浦椿第二世の里帰りが実現し、話題となった。

五島の銘花