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明治12年(1879)、禁教令解除後の五島における最初の教会として設立。キリシタン復活の拠点として、小ヴァチカン的な役割を果たしてきた。赤レンガ造り、ゴシック様式の現在の天主堂は、明治41年(1908)に五島初の本格的洋風建造物として建てられたもの。信徒にとっては、長く厳しい弾圧時代の受難と勝利のシンボルであり、巡礼者が絶えない。現在も月1回ミサは行われるが、その内部は資料館となっており、隠れキリシタンがマリアに見立てて礼拝したマリア観音など受難の歴史を物語る資料が展示されている。庭園にはこの教会を設立したマルマン神父と、現天主堂を建てたペルー神父、日本二十六聖人の1人であるヨハネ五島の像が、教会を見守るようにして立っている。

県指定有形文化財(昭和49年指定)

 

市街より車15分

所在地   五島市奥浦町  
ミサの日   第1日曜日 AM5:30
連絡先    п@0959−73−0705
 

 

明治21年(1888)浦頭に民家を改造した聖堂が建設された。狭くて信徒が入りきれなかったため昭和25年(1950)、この聖堂を取り囲んだ形で増築したが、五島の信仰の拠点であった堂崎教会が古くなり、信徒たちの間で統合的な教会の建設をという気運が高まり、昭和43年(1968)に現在の教会が建設された。県指定有形文化財の「聖教木版画」(筆彩3幅)は浦頭教会の所有であるが、実物は堂崎教会内のキリシタン資料館に展示され、広く市民、観光客の鑑賞に供されている。ノアの箱船をイメージして建てられたと言われている。

 

市街より車10分

所在地    五島市平蔵町  
ミサの日  平日AM6:00(木は夕方から、土休み) 
ミサの日  木  PM4:30
ミサの日  日  AM5:30 AM8:00

連絡先    п@0959−73−0072

 

 

 

 

イエス・キリストのみこころに献げられた教会として、大正3年(1914)4月に堂崎小教区から分離・独立した。昭和37年(1962)年4月25日に現在の聖堂が建立され、同年9月26日未明に起こった市街地を焼き尽くした福江大火の際には、敷地の所で火が止まり奇跡的に焼失を免れたことは有名。五島市中心部に建つ白亜のコンクリート造りの教会です。

 

福江港より徒歩10分

所在地    五島市末広町  
ミサの日   平日AM6:00(火休み) 
ミサの日   土  PM7:00
ミサの日   日  AM6:00 AM9:00

連絡先    п@0959−72−3957

 

 

 

山あいの小集落にひっそり佇む民家風の木造教会。信徒数はわずかだが大切に守られている。明治のはじめの迫害を逃れ移りすんだ信徒が始まりで、月1回水ノ浦教会の司祭により、ミサが捧げられる。

 

市街より車30分

 

所在地   五島市富江町繁敷道蓮寺 
ミサの日   第4日曜日 PM4:00
連絡先   水ノ浦教会(0959−82−0103)

 

 

明治32年(1899)に日本で初めて作られた「ルルドの洞窟」があり、信仰の聖地として全国から巡礼団が訪れる。ルルドとは南フランスの町の名。1858年、その地の洞窟で聖母マリアが少女ベルナデッタの前に現れるとともに、洞窟前に湧き出た霊泉で難病が治るなどの奇跡が起きたといわれる。その後世界各地でこの洞窟を模倣しマリア像を収めたルルドが造られるようになった。井持浦のルルドは五島各地の信徒が石を持ち寄って造り、本場ルルドの奇跡の泉から取り寄せた霊水が、洞窟脇の泉に注がれた。

 

市街より車60分

所在地   五島市玉之浦町井持浦  
ミサの日   平日AM6:00
ミサの日   火  PM5:30
ミサの日   日  AM8:30

連絡先    п@0959−87−2023

 

 

 

玉之浦湾の奥まった港に面して立つ、小さくて真っ白のメルヘンチックな教会。移住者の増加に伴い、昭和37年(1962)町の中心地に聖堂を建立。下五島地区長の松下佐吉師によって祝別された。

 

市街より車65分

所在地   五島市玉之浦町元倉  
ミサの日   土 AM6:00
連絡先   井持浦教会(0957−87−2023)

 

 

 

白壁の木造瓦葺き、屋根に尖塔がちょこんと載り、素朴な雰囲気を漂わせる。大正12年(1923)に当時40戸の信徒らにより創設、翌年に現在の聖堂が竣工した。老朽化したため昭和37年(1962)に増改築された。色とりどりのステンドグラスが美しいことでも知られている。

 

市街より車45分

 

所在地   五島市三井楽町貝津 
ミサの日   水 ・日 AM6:00
連絡先   п@0959−84−2585

 

 

 

三井楽町岳地区にあるため、地元では岳教会と呼ばれる。明治13年(1880)の創設で、コンクリート造り平屋根のモダンな現聖堂は昭和46年に完成したもの。正面外壁を鮮やかに彩るモザイクスタイルの壁画が美しく、祭館内には、島内各地で採集された貝殻で作られたモザイク壁画も飾られている。また聖堂の隣には資料館が設けられており、キリシタン資料が展示されている。

 

市街より車40分

所在地    五島市三井楽町岳 
ミサの日   平日AM6:00
ミサの日   日  AM7:30

連絡先    п@0959−84−2099

 

 

嵯峨島は福江島・三井楽町貝津の西方4km沖に浮かぶ周囲10km足らずの小島。250人ほどの島民のほとんどは漁業に従事している。海を望む高台に立つ教会は、大正7年(1918)に完成したもの。小さな木造教会だが、漁に出る人たちを見守るように、十字架が輝いている。

 

市街より車で40分の貝津港から嵯峨島旅客船で20分
(1日4便)、嵯峨島港下船徒歩10分


所在地   五島市三井楽町嵯峨島
ミサの日   第1、3日曜日AM10:00
連絡先  三井楽教会(0959−84−2099)

 

 

 

白良ヶ浜の大きな砂浜に面して建っている教会。構造は木造、水の浦教会の巡回教会となっている。

 

市街より車30分

所在地   五島市岐宿町打折 
ミサの日   第1、3日曜日AM10:30
連絡先  水ノ浦教会(0959−82−0103)

 

 

風光明媚な水ノ浦の入江を望む丘に白亜の天主堂が立つ。明治13年(1880)パリ外国宣教会ザルモン師によって創建され、その後現在の天主堂が昭和13年(1938)に完成された。木造教会堂として最大の規模を誇る。青空に尖塔がそびえる光景は絵になる美しさだが、この地もまた明治期における迫害の舞台となった。天主堂からさらに坂道を上った場所には、キリシタン牢跡の記念碑が立ち、殉教の悲劇を伝えている。

 

市街より車25分

所在地    五島市岐宿町水ノ浦 
ミサの日   第1、3日曜日 AM8:30
ミサの日   第2、4日曜日 AM7:00

連絡先   п@0959−82−0103

 

 

 

水ノ浦の信徒が捕らえられた後、ここ楠原でも弾圧が始まり、33人が牢屋に入れられ拷問を受けたという。迫害をくぐり抜けた信徒らはそれから30年もの間こつこつと貯蓄を増やして土地を買い、明治44年(1911)に教会を設立。大正元年(1912)に現在の赤レンガ造りの重厚な教会堂を建てたという。外観は堂崎天主堂に似た赤煉瓦づくりで、内部は木造。洋式教会としては堂崎、井持浦に次いで五島3番目という古い歴史を持っている。近くには復元された牢屋跡もある。

 

市街より車25分

所在地  五島市岐宿町楠原  
ミサの日   第1、3日曜日 AM7:00
ミサの日   第2、4日曜日 AM8:30
ミサの日   水 PM6:00
ミサの日   金 AM6:00

連絡先  п@0959−82−0106(岐宿幼稚園)

 

 

 

1885年(明治18年)設立された。この地区は隠れキリシタンが多い集落地であり、聖堂の隅は障子を閉め、ミサの時に障子を開けば祭壇が定置していることが分かるように造られた。浦頭教会の巡回教会。

 

市街より車25分

所在地   五島市戸岐 
ミサの日   第1、3日曜日 PM1:00
連絡先  浦頭教会(0959−73−0072)

 

 

 

 

福江島の東北端、小さな入江に面した小集落にひっそりと佇む民家風の木造教会。海側には防風のための石垣が積まれている。大正9年(1920)頃から聖堂建築が具体化し、信徒たちの献身的な努力により、2年後完成した。浦頭教会の巡回教会。

 

市街より車30分

所在地   五島市戸岐町半泊  
ミサの日  第2、4日曜日 PM1:00
連絡先  浦頭教会(0959−73−0072)

 

 

 

 

福江島の東北に浮かぶ久賀島のカトリックの中心的教会。明治14年(1881)に創設され、昭和6年に五島初の鉄筋コンクリート造りの教会として、現在の聖堂が建立された。天高くそびえる鐘塔が特徴的。福江島からの定期船が久賀島に近づくと、この鐘塔が最初に目に入る。旧聖堂は島内の五輪地区へ移築され、今では旧五輪教会として国の重要文化財となっている。

 

福江港もしくは奥浦港から船で20分、
田ノ浦港下船徒歩10分


所在地   五島市田ノ浦町
ミサの日  第1週目金曜日 AM6:00
ミサの日  第2週目から木曜日 AM6:00
ミサの日  日曜日 10〜5月 AM8:00 / 6〜9月 AM7:00

連絡先   п@0959−77−2061

 

 

明治元年(1868)の「五島崩れ」の発端となった地に建つ。この年、長崎浦上で始まった大弾圧はこの地にも及び、わずか20uの牢獄に幼い子供から老人まで約200人が8ヶ月間にわたり監禁され、座ることも動くこともできない密集地獄のなかで42人が亡くなった。跡地には殉教者ひとりひとりの氏名と年齢などが記された墓碑が並び、熱病に冒された10歳のマリアたきの碑には「これからパライゾ(天国)に行くから、父さん、母さんさようなら」という最期の言葉が刻まれている。昭和44年に創設された教会堂では、床のカーペットの色を変えることで牢獄の狭さが示されている。

 

福江港もしくは奥浦港から船で20分、
田ノ浦港下船車20分

所在地    五島市久賀町大開
ミサの日    6〜9月 第3日曜日 AM8:30
ミサの日   10〜5月 第3日曜日 AM9:30

連絡先   浜脇教会(0959−77−2061)

 

 

久賀島東部の五輪は、山と海に挟まれた小さな集落で、現在も車では入ることができない。木造の旧聖堂は明治14年(1881)に建てられたもので、下五島では最古の教会建築。もともと久賀島のカトリックの中心である浜脇教会の聖堂として建築され、昭和6年(1931)に現在地に移された。外観は和風建築でありながら、内部はゴシック様式という明治初期の教会堂建築史を物語る貴重な天主堂といわれる。隣に昭和60年(1985)に建てられた新聖堂が立つ。

国指定重要文化財(平成11年指定)

福江港もしくは奥浦港から船で20分、
田ノ浦港下船車40分下車徒歩15分

所在地   五島市蕨町五輪
ミサの日    6〜9月 第4日曜日 AM9:00
ミサの日   10〜5月 第4日曜日 AM10:00

連絡先  浜脇教会(0959−77−2061)

 

 

 

 

奈留島のほぼ中央に位置する教会で、昭和4年(1929)設立。現在の聖堂は、1,000坪を超える広い敷地に、昭和36年(1961)に建立された。朝夕教会を訪れる信徒の憩いの場となっており、5月は聖母月、10月にはロザリオがささげられ、島民の信仰の場となっている。

 


福江港から船で40分、奈留港下船車3分


所在地   五島市奈留町浦
ミサの日   月〜土 AM6:00
ミサの日   日    AM8:30
ミサの日   土    PM7:00

連絡先   п@0959−64−3285

 

 

廃校となった旧江上教会の隣、うっそうとした樹林に包まれて立つ木造教会。大正7年(1918)の建立で、クリーム色の外壁に、水色に塗られた窓枠がアクセントをきかせている。童話の世界を見るかのような素朴な教会だが、「日本に定着した木造の様式的教会建築の典型的な姿」として国文化財にも指定されている。過疎化が進み江上地区の世帯数は2世帯。近くの大串地区を含めても信徒の数は少ないが、今も大切に守られている。



福江港から船で40分、奈留港下船車10分

所在地    五島市奈留町大串
ミサの日   第3日曜日午後 時間不定
連絡先   奈留教会(0959−64−3285)

 

 

奈留島で3番目の教会として、大正14年(1925)に建立、昭和37年(1962)に改築された。民家の脇を入り、階段を上った先の高台に立つ。納屋のような簡素な佇まいの木造教会だが、オレンジ色の屋根は遠くからでもよく目立つ。教会からは相ノ浦湾を見下ろせ、漁業中心の信徒の生活を見守っている。地元では水ノ浦教会とも呼ばれている。



福江港から船で40分、奈留港下船車10分

所在地    五島市奈留町船廻
ミサの日   第1、2、4日曜日午後 時間不定
連絡先   奈留教会(0959−64−3285)